岡山県 K様邸
日本でポピュラーな内壁材であるキッチンパネルとアズレージョ(ポルトガルのタイル)を組み合わせた施工例です。
キッチンリフォームで左右の袖壁と正面壁に当店のアズレージョ(ポルトガルタイル)をご採用頂きました。
キッチン壁立ち上がり部分の汚れやすいところにはお手入れが楽で金属トレイなど小物も取り付けられるキッチンパネルを使いたい、けれどタイルとの組み合わせ方が解らないとのご相談でした。
キッチンパネルなど日本の建材は扱いやすく便利だけれど、アズレージョのような外国の天然素材とは趣がかなり違うので合わせる時は少しだけ工夫が必要です。
1) 無地でなく石目調(大理石調)などの模様入りで。
2) 色はタイルの地の色に近いオフホワイトから薄いベージュ系で合わせる、グレイ系(色味が違う)、御影石(和風)は避ける。(どうしても無地を選びたい場合は、チョコブラウンなどはっきりと濃い色でコントラストをつける。)
の2点のみ。
K様は細いボーダー柄のキッチンパネルを選択なさいましたが、大理石はポルトガルでもふんだんに使われているポピュラーな材料ですから、石目調はアズレージョとは相性抜群なのでよくお勧めしています。
タイルのデザインについては、
タイルの柄、システムキッチン、窓、、全ての色味だけ揃えたらお好きなタイルをお選び頂いて結構です、合いますよ、とだけ申し上げました。
あとは商品選びも全てK様ご自身でコーディネートなさいました。
<左の壁>
果物の組タイルとパドラォン(PD-Y6)をボーダー上にレイアウトしました。
写真には写っていませんが窓の奥行き方向の壁にもタイルを巻き込んで貼っています。
果物の組タイルとパドラォン(PD-Y6)をボーダー上にレイアウトしました。
写真には写っていませんが窓の奥行き方向の壁にもタイルを巻き込んで貼っています。
<右の壁>
まわりは全てお揃いの白無地タイル(BCO)を天井まで貼り上げました。
果物柄の組タイル部分の拡大です。今回のプロジェクトの主役です。
実りの秋を感じさせる作品です。
中央のステンドグラスの照明はK様がもともとお持ちのものでご自身で作成なさったとおっしゃっていました。
また毎日窓の外を眺めるのが楽しみとのことで窓から見える景色もコーディネートに加えておられます。(プロ並みの意識の高さ!)
キッチンのコーディネートのコツがたくさん詰まった事例です。
どうぞご参考になさってください。