アズレージョ(ポルトガルタイル)は壁に貼るだけではない。
すでにお手持ちのサイドテーブルをきれいなタイル入り天板のものに新調したいとご相談を頂きました。
新調前はこのようなシンプルな木製天板↓。ソファでくつろいだり読書したりするときに使っておられるとの事。スチールの一本脚です。構造を確認したところ、天板の付け替え可能なことがわかりましたのでお打合せをスタートさせました。
お部屋のトーンに合わせてダークブラウンの木板をご所望。さっそく天板制作をお願いした家具工場に木材を選びにいきました。アズレージョの気品(!)にふさわしいだろうとのことで紹介されたのは銘木のブビンガ。ウォールナットやチークにも似た風合い豊かな高級木材です。
天板の基本設計は当店が行い、詳細を家具工場と打合せして詳細をきめました。
ブドウとワインボトルのポルトガルらしいモチーフです。
工場から仕上がってきたテーブルを受け取ってすぐにタイルを乗せてみました。
美しい木目に青一色のアズレージョが映えます。
塗装は耐久性を考えてつや消しのウレタンを選びました。
写真では分かりにくいですが、天板のフチのアール(丸み)にはこだわって、程よい丸みにし、見た目と使いやすさを両立させました。
さぁ、いよいよタイル貼りです!
今回は地元・京都の経験豊富なタイル職人に来ていただきました。
後日、「長期にわたり本当にありがとうございました。お気に入りの家具が増えて嬉しい限りです。素敵なタイルと木目とのコンビネーションがお洒落で高級感があり待ったかいがありました。本当に色々と無理を聞いて下さってありがとうございました。これからこのテーブルと楽しい時間を過ごして行きたいと思います。」という温かいメッセージともに、I様が写真を送ってくださいました。
このようにタイルを使った家具製作もお受けしています。
あなたの空間にアズレージョを。
I様、ありがとうございました。
家具製作:二葉家具(京都)
タイル施工:宮村タイル(京都)